基礎体温から自分の体を知る②
こんにちは
院長の鈴木です(≧▽≦)
基礎体温から自分の体を知る第二回目は
全体的に体温が高いパターンについてお話したいと思います。
低温相は36.2~36.3℃くらいが望ましく、
低温相と高温相の平均温度差は0.3~0.5℃あってほしいです。
そして、全体的に体温が高い場合 東洋医学的には
腎陰虚
という状態で、腎陰虚により腎虚内熱、陽盛体質が考えられます。
(?_?)
なんじゃそりゃ
腎陰虚や腎虚内熱
って、思うよねぇ~(笑)
腎陰虚は腎水が不足した状態でって
ますます、何がなんだかわからない(笑)
東洋医学では、
『気』『血』『水(津液)』が沢山あって流れているのが健康とされます。
この気・血・水(津液)というのは
『気』→生きていくためのエネルギー、元気、新陳代謝など
『血』→血液、栄養、ホルモンなど
『水(津液(しんえき))』→体内の水分の総称、みずみずしさ、若々しさなど
涙、汗、涎(よだれ)、涕(鼻水)、唾、尿なども含まれる。
(澄んでさらさらしたものを「津(しん)」といい、濁ってねっとりしているものを「液」という)
そして、『腎』
これは西洋医学的な『腎』と少し異なります。
( ・ὢ・ ) ムムッ
腎は蔵精を主り、生長、発育、生殖、ホルモンを主ります。
蔵精とは、精気を貯蔵することです。
精気とは生命を維持する精華物質とその機能をいいます。
精には先天のものと後天のものがあります。
先天の精というのは、持って生まれたもの、親から受け継いだものです。
例えば、『胃が弱いのが親と似ている。』とかありますよね。
先天の精は、生まれる前にすでに持っているもの(存在するもの)です。
そして、
後天の精というのは、五臓六腑の精であり、
生まれたあとの食生活や環境等によって変わっていくものです。
つまり、
『腎陰虚』というのは、
腎水が不足することで、ホルモンバランスが崩れ、潤い(若さ)が足りなくなった状態です。
そういうときにはココロの若さにも影響を与えます。
身もココロも潤いがないって…
女としては…枯れてることになります。
(^_^;)
では、この『腎陰虚』何が原因でなるのでしょうか?
その原因は、
1)SEXのしすぎ
2)夜更かし(睡眠不足)
3)慢性病や長いこと病気をしていた
4)激しい運動で汗を大量にかく
5)辛い物や刺激物を良く食べる
こういったことで腎陰は損傷されます。
(´Д`)ハァ…
また、ホルモン治療をされている場合、体温が高くなることがあります。
『腎陰虚』だと他にこのような症状を伴うこともあります。
・腰や膝がだるい
・めまい
・耳鳴り
・肌がカサカサ
・冷たいものを欲しがる
・乾燥便、便秘
・不眠、夢をよくみる
・寝汗
・生理が早まる、不正出血
・不妊
・流産
などなど
体温が高めじゃなくても、このような症状が出ている方は要注意!
次のツボをマッサージしたりお灸を据えてみるといいですよ。
☆三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分(第2指~第5指 4本分)上にとる
☆照海(しょうかい):足の内くるぶしの親指1本分下にとる
☆復溜(ふくりゅう):足の内くるぶしの一番尖った所の高さで、内くるぶしとアキレス腱の間の陥凹部から指3本分(第2指~第4指)上にとる
『腎』は生殖器やホルモンなどを主るので、
妊娠力や女子力に深いつながりがあります。
腎陰虚だと見た目より老けて見えたりしますよ!
^_^;
そして、更年期が近付くと腎陰虚の症状が出やすくなります。
いつまでも若々しくいるためにも
三陰交、照海、復溜のツボを刺激し、夜更かししない生活にしましょう!!!
そして、
もっとちゃんと治療をしたい方はゆとりまで!
(*^▽^*)