食養生について②
食養生2回目は、『春の健康を守る薬膳』です。
春は「肝」の働きが活発になります。中医学では「肝」は血液を貯蔵し、気の流れを調節し、胃腸の働きを助け、感情をコントロールする働きがあるとされています。この働きが強くなりすぎると気の流れが乱れ、胃腸の働きが悪くなって食欲がなくなったり、感情をコントロールできずイライラしたり、頭痛、めまいなどの不快な症状が現れるのです。また、春は暖かくなるのもあって、だるさや疲れが出やすいものです。だるさや、疲れ気味のときには「よし!焼き肉に行こう!」なんて思う方もいらっしゃると思いますが、疲れているときには胃腸の働きも弱っているので、胃腸に優しいものを食べるようにした方が疲れもとれますよ!
と、いうことで、今回はあっさりと胃腸に優しいものを紹介します。
☆★キャベツと湯葉の煮浸し★☆
材料
キャベツ1/4玉 乾燥湯葉2~4枚 だし汁4カップ
しょうゆ大さじ3 みりん大さじ1 塩少々
作り方
- 湯葉はぬるま湯でもどし、ひとくち大に切る。
- キャベツはくし形に切る
- だし汁を鍋に入れて日にかけ、調味料を加えて味を調える。
- ③にキャベツを入れ、煮たったら火をとめる。
- 器に盛る。このときに湯葉を加える。
キャベツ
性味:平
効能:体の余分な熱を冷ます。胃の働きをよくし、気の流れを整える。
湯葉
性味:平
効能:肺と胃の働きを整える。咳を止め、痰を切る。不快な汗を止める。
肌を整える作用もあります(*^_^*)
「野菜の値段が…」なんて思われる方もいると思いますが、お菓子やジュースを買うのを考えたら、野菜の方が体にいいですよ♪ 私は、今回のレシピが最近のお気に入り(^^)v
春は胃腸に優しい食事を心がけるとともに、気候にあわせて気分をゆったりとのびのびさせ、軽い運動で体調を整えましょう。