妊婦さんと赤ちゃんの関係
こんにちは
院長の鈴木です(´>∀<`)ゝ
今日は、妊婦さんと赤ちゃんの関係についてお話したいと思います。
ひとは、
先天の氣(精)と後天の氣(精)というものを持って生まれます。
先天の氣(精)といって親から受け継いだ腎の氣。
男女が持つ繁殖の基本物質で、生殖・成長・老衰と関係があります。
また、
「天の氣」といわれる空気を呼吸し全身に栄養を回す動きと、
「地の氣」といわれる大地からの栄養物をいただき消化吸収して栄養にする働き二つを合わせて、
後天の氣(精)を作り出します。
東洋医学では、
この腎の氣(精)=先天の氣(精)と後天の氣(精)の二つを合わせて
原氣=元気=精
と考えます。
腎の氣は、お腹の赤ちゃんの成長や発達に関係しています。
妊婦さんはお腹の赤ちゃんに生命エネルギーを注ぎ込んでいます。
腎の氣が不足すると、腰痛や骨粗鬆症、疲労などが現れます。
腎の氣が低下すると、冷えやすくなり、不安や恐れも生じます。
妊娠すると腎は働きづめです。
・冷やさない
・疲れない
などに注意して、腎を守ることが必要です。
そのため、腎の元気のためには、
自らが脾・胃(胃腸の意)で作り出す「後天の氣」を整えなくてはいけません。
そして、妊婦さんが生まれてくる子へ与えている腎の氣を「先天の氣(精)」といいます。
妊婦さんがよく寝て、美味しく食べて、消化された栄養をカラダに回すことで腎の氣(精)が蓄えられ、
妊婦さんからお腹の赤ちゃんへと元気を与え続けることができるのです。
お腹の赤ちゃんが元気に育つうえで妊婦さんの腎の元気がとても大切で
これが低下したときには様々なトラブルが生じてくると東洋医学では考えています。
では、鍼灸治療でツボを使って治療することにはどんな意味があるのでしょうか?
ツボの刺激の効果とは、
①体が本来持っている自然治癒力を高める
②経絡全体の流れを整える
③経絡上の大きな効果を引き出す
皮膚は体の鏡といわれます。
皮膚は、体の栄養状態、生活習慣、精神状態、自律神経症状、内臓機能の状態を表しています。
そこで、経絡上の反応と経穴(ツボ)の反応をみるために、皮膚を見て、触れて、感じるように観察していきます。
そして、ツボの反応が強いということは
あなたのカラダからのSOSということになるのです。
“妊娠は病気じゃないから”
と、無理のしすぎはいけません。
あなたのお母さんや、お義母さん、職場の人が大丈夫だったことがあなたにとって大丈夫な事とは限りません。
自分自身のことを一番分かっているのは自分だけ。
でも、本当にちゃんと分かっているひとは少ないのかもしれません。
自分のカラダと心の状態をちゃんと知るためにも
是非、ゆとりにお越しください。
!(´▽`)